以前、茨城県石岡市にある気象庁地磁気観測所に
行った際に勉強したJR常磐線快速電車が、何故取
手駅止まりなのかに付いて現地実証にやって来た

あるデッドセクション。
デッドセクションが設置さ
大きな理由は、直流電化区
間と交流電化区間の境と、使用電圧(50Hz・60Hz)の異
なる区間に設けられるもの。
つまりここは、直流と交流
電化区間の境目であった。
では何故、この境目が出来たかと言えば、首都圏を走
る電車は、「直流」電流で
走っていて、架線が「+」
線路には「-」電流が流れ
その一部が地中に放電されている為、磁場に影響が出
てしまう故この地より北で
は交流電化区間となってい
る。直径30km圏内を走る電
車つくばエクスプレスに於いても、デッドセクション
が設けられている。
直流電車と交流電車の違い
とは?最初から電車は直流
で走り始めた、構造が単純な直流モーターを使用でき
るなど、交流に比べて鉄道
車両側の機器設計を簡単に
できたためです。現在、首
都圏、中京圏、関西圏の3大都市圏では、JR・私鉄と
も直流電化が主流となって
います。では交流のメリッ
ト・デメリットは、地上設
備のコストを直流電化に比
べて削減でき、交流を採用することで、変電所から
離れた場所まで低い損失で電力を送ることが可能と
なり、直流電化よりも変電所を削減できるのです。
重量のかさむ変圧器を始め、交流電車に特有の機器
を搭載するということは、直流電車に比べ、車両の
重量や製造コストが増加するというデメリットもあ
ります。通勤電車などは車体を軽く出来、新幹線や
郊外を走る列車などは変電所設備削減に寄与するため交流電車が多い。交流電
車か、直流電車を見分ける
方法として列車の屋根を見
て装置が沢山積まれている
のは交流で走っている車両となります。話は元に戻り
ますが、常磐線快速電車は
、直流のみに対応している
車両故取手駅止まりなんで
す。E531系列車は、直・交
流対応列車で、昔は通過する際に車内灯が消えてい
ましたが、現在ではそんなことはありません。また
近くを走る関東鉄道は、交流にする設備投資回避か
ら今も非電化路線となっています。昔の地下鉄銀座
線で車内灯が消えるのはデッドセクションが理由で
もあった。