久しぶりの大分旅行に来ていたと言う
より今回の最大の目的は、神話の里・
高千穂に行くことだった。九州には何
度も来ているが宮崎県を訪れたのはま
だ1度きりしか訪問できていなかった。
土・日曜日だけの日程では厳しいが、
可能な限り宮崎・大分を楽しもうじゃ
ないか。
再び高千穂神
社に戻ってき
た、神楽開演
まで30分を切
ったので神楽
殿へ向かっていると道ばたには灯籠が
焚かれ幻想的な雰囲気を醸し出してい
た。
これは、「夜
神楽の予定表」
実は、レンタ
カー会社で神
楽のことを知
ったが、来週の12日から開始とそんな
ことも知らず安易に予約を入れてしま
ったことを悔いていた。だが、高千穂
神社に参拝に来て初めて365日毎夜神
楽が演じていること知ったんだ。やっ
ぱり神は拙者のことをまだ見放しては
居なかったんだね。つまり、まだこの
世では必要とされて居るんだね。
よかった。
「高千穂とは
なにか。」
高千穂町は、
平成27年12月
15日に「世界農業遺産 高千穂郷・椎葉
山地域」として認定を受け、さまざま
な取り組みが始まっていた。宮崎県北
部の中山間地にある小さな田舎町・高
千穂町。しかし、大地に深く刻まれた
柱状節理の大渓谷・高千穂峡は歩いて
も、ボートでも楽しめる景勝地だ。一
方、ここは天孫降臨神話と岩戸神話の
2大聖地を抱える「神話のふる里」で
もある。神話ゆかりの地を歩きつつス
ピリチュアルな力に身を委ね、また里
人たちが守り伝えた夜神楽の舞に心を
震わせれば、神々と人々が共にあった
であろう日本の原点へと思いが馳せる。
TEL 0982-73-1213
同時に入場し
ていた。前か
ら2列目の好
位置に席を取
た。定刻通り
20:00 開演。
高千穂に伝承
される夜神楽
は、「高千穂
の夜神楽」と
して国の重要
無形民俗文化
財に指定され
、古くからこの地方に伝承され、秋の
実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願し、
11月中旬から2月上旬にかけて三十三
番の神楽があちこちの神楽宿で奉納さ
れ、夜神楽は三十三の番があり氏神様
を神楽宿に迎えた夕方から始まり翌日
の昼前まで舞い続けられるこれをいつ
の日にか観てみたいな。
はこれが初め
ての体験で、
一般に、「か
ぐら」の語源
は「神座」(かむくら・かみくら)が
転じたとされ、神座は「神の宿るとこ
ろ」「招魂・鎮魂を行う場所」を意味
し、神座に神々を降ろし、巫・巫女が
人々の穢れを祓ったり、神懸かりして
人々と交流するなど神人一体の宴の場
であり、そこでの歌舞が神楽と呼ばれ
るようになっ
たとされる。
古事記・日本
書紀の岩戸隠
れの段でアメ
ノウズメが神懸りして舞った舞いが神
楽の起源とされる。
舞も気になっ
たのですがそ
れ以上に舞台
の頭上に飾ら
れている切紙
:エリモノ(彫
物)です、和
紙を二重に束
ね、梅に鷲、
松に日月、紅
葉に鹿、鳥居などを飾り付ける他に類
を見ない切り飾りです。由縁は 古代中
国哲学の思想の陰陽五行に縁し、東に
「木」、西に「金」、南に「火」、北
に「水」、そして中央に「土」と配置
されている。
「手力雄の舞」
から「うずめ
ノ舞」へ正直
こんなもんな
んだろうと予
想はしていた
が、初神楽の
拙者には、観
るもの全てが
発見のようで
あった。神話
を演じている
内容が解るん
だな。これは
「戸取りの舞」
天照大神が、
岩戸隠れこも
ったとされる
天岩戸が開き
放されると拍
手喝采となった。目出度し目出度し。
最後の演舞「
御神体の舞」
二神による国
造りの舞だが
、伊邪那岐命
(イザナギノミコト)と伊邪那美命(
イザナミノミコト)二神による国産み
の舞といわれるが、本来は新穀感謝祭
(新嘗祭・にいなめさい)を祝うため
に男女の神が
新穀で酒をつ
くり,、神前に
捧げるお神楽
で「酒おこし
の舞」ともい
われる。この
伊弉冉尊の表
情がとてもか
わいらしく心
和んだ。ふと浮気心を出した男神は神
楽見物の若い女性のところへ飛び込ん
で行き大騒ぎとなる。女神につれ戻さ
れ再び酒をこす作業がはじまるが、何
とも滑稽で場内から歓声が漏れる。道
祭祀では、新穀、神酒を神前に供えて
同じものを直会(なおらい)として人
々が一緒に戴き、その行為を通して“
神人一体”化すると信じられており、
それが神楽御神躰のもつ本来の意味で
あり、男女二神の抱擁として表現され
ているものである。
なんとも神様
も人間が作り
上げた偶像だ
が、人間くさ
いもんだなっ
て人間が作り
あげた象徴で
もあった。若
いおなごに浮
気心とは恐れ
入谷の鬼子母
神だ。お酒を
2人酌み交わ
し抱擁し夫婦
となっていき
、いつの世も男は飲みつぶれ、あの日
父ちゃんが酒さえ飲んでこなければこ
んな悪ガキが生まれてこなかったのに。
これで全ての
演舞が終了し
た、それにし
ても伊弉冉尊
は、かわいか
ったな。面か
ら伝わるかわ
いらしさと仕
草がとても良
かった。生ま
れ変わったら一緒になろうね。これは
面白い体験ができた。高千穂に来られ
て本当に良かった。来年、11月の3連
休を使いもう一度高千穂に来て夜神楽
みようかな。会場を振り返ると土曜日
と言うこともあって立ち見が出るほど
の盛況であった。昨今歴女が増殖し御
朱印収集家ととかく神社仏閣パワース
ポットに訪れる人が増えた。もしまだ
高千穂に来たことがない人は是非一度
、高千穂に行ってみてください。発見
が出来ますよ。