築地にある貝焼きの謎店 築地和光本店 へ行ってきた
この店はたびたびTVで放映されるもお店に看板がないという変わった店であった
東銀座駅で降りるとそこは五代目歌舞伎座の地下街木挽町
広場が現れシンボルの大提灯が飾られている。
この地下街にいるだけでも観光地(名所)に訪れた感覚となっ
た。歌舞伎座6月公演のポスターが貼ってありこの地下街に
はチケット販売所もあるがいくらするのかな
未だ観覧したことのない歌舞伎って面白いのかな
地上に出てみれば真新しい外観が見事であった。ここも新東
京観光地なんだろう
築地4丁目交差点 地図 築地市場近くとあって交通量が多
い
着いた 和光本店 中央区築地6-2-4 電話非公開
予約方法は 携帯メールのみwakoniwa@ezweb.ne.jp
この店を知ったのはTVであった。
土曜スペシャル 『移転まで半年!築地でツアーを作れ!』 2016年5月7日(土)18:30~19:54 テレビ東京
中田美子さんがこのお店で食事するシーンを見て思わず
予約してしまった経緯があった。予定時刻より30分も早く
着いたが入店を許していただいたが、外観に看板がない
とおり内装も飾りっ気無しの店内だが、おしゃべり好き?の
オーナーが優しく向かい入れてくれました。
初訪問と言うこともあって6千円コースをお願いし“貝焼き
だけで6千円って高くないですか”
魚介類の中で一番高いのは『貝類』だよ・・・と教わり近年話題ののどぐろ、きんめ
、関あじ等高いのは魚というイメージから改まった。
貝類は大好きな方で、寿司屋に行けば必ず食べるネタでもあった。
赤貝、ホッキ貝、ツブ貝、ホタテ、アサリと書ききれないほどだ。
今宵は、拙者の舌をどんな風に唸させてくれるんだろう
先ずは3品、蛤、サザエ、ツブ貝。以前木更津で似せ蛤(ホ
ンビノス)の食べ放題大会に参加した記憶が蘇るが、近年
これほどの大きさの蛤を食したことはない。では、頂きます。
“美味い” 貝本来のうまさがここにはある、そして味付けは一切しないと言うのが
お店の方針らしい。貝本来のおいしさを楽しんでほしいためであった。
つぎから次とどんどん出てくる、これはフジツボだと言う。
フジツボってよく護岸や岩にへばりついているあの貝だが、
食べられるんだ。今年の正月 松山市で亀の手を食べた経
験があるが‘さして美味いとは思わなかった’がこのフジツボも似たような貝だ!
護岸に無数の数がへばり付いていて誰も見向きもしない。美味くないんじゃない
かな・・・と恐る恐る口の中へ するとイメージとは真逆の超濃厚で甘い貝味に
驚いた。こんなにおいしいのに何故誰も見向きされないんだという疑問が湧いて
きた。
次に驚いたのは、バカ貝こと青柳だ、諸説あるが「外見は
ハマグリに似ているものの、貝殻が薄く壊れやすいことか
ら「破家貝」として名付けられたとする説、一度にたくさん取れるなど色々あるが
名産は木更津周辺の海岸であった。これも実に美味い。よく刺身で食する機会
が多いが、火を入れることによってうまさが倍増した感がある。
他の貝名は忘れたが、見たこともないよう貝も現れ総勢16粒食したかな。
お酒はセルフサービス。1杯500円と自身で紙に 飲んだ分だけ「正」の字を書
き込むスタイル。
以前バックミュージシャン?と言う経歴のオーナーの演奏
は確かなものだったが、歌詞はエロい内容に店内男性陣
は大受け、女性陣は引いていた。
だが、こんな形で生の弾き語りを体験できるとは思っても
見なかった。
この人たちは 釧路からわざわざ来店したそうだ。
釧路と言えば つぶやきのかど屋、厚岸の牡蠣で拙者だ
け盛り上がり懐かしかった。また釧路に入ってみたいな
とそんな貝焼きの宴でしたが、3人で6千円コース ¥18,000-お酒はどんなに
飲んでも12杯程度だが、会計は¥27,000-取られた。
確かに1,2杯紙に書き忘れたかもしれないが先方もそれを承知に吹っかけて
きた。
焼いている途中貝汁を鍋に捨てていると思ったらそれをだし汁にし締めにうどん
が出てくるんだが、料理は貝以外無しなかなか満腹にならない欠点がこの店に
はあった。
ま、そんな経緯もあったが貝だけは美味かった。
ごちそうさま