この数年で日本津津浦々まで行った気がするが、
最近はこの時期にしか体験出来ないものに凝り出
した。昨年の北海道・然別湖の湖上の露天風呂、
和歌山県川湯温泉の仙人風呂、長崎くんち、高山
祭、秩父夜祭り、極めつけは死ぬ前に一度でいい
からオーロラが見てみたいで叶ったカナダでオー
ロラ鑑賞、屋久島縄文杉登山、まだまだ上げたら
きりがないほどある。そして今回は、流氷なる物
を見てみたく道東網走市に来ていた。網走市と言
えば恐らく誰しものが思い浮かべるのは『網走刑
務所』だろう。たった今 網走刑務所の復元博物
館を見学してきたが是非是非本物も見たくなり出
掛けてみた。
刑務所手前の網走川に掛
かる鏡橋。地図
網走刑務所は、市街地と
網走川を挟んだ位置に設
置されているため橋を渡
らなくては出入りすることは出来ません。橋の名
は「鏡橋」と言い、「流れる清流を鏡として、我
が身を見つめ、自ら襟を正し目的の岸に渡るべし
」との思いが、その名前の由来と言われています。
懲役刑が確定し収監される受刑者がここを渡って
いくと思えば身が引き締まる(ほんとは寒くて身
が引き締まる)それより現在は護送車であっとい
う間に通り過ぎていくのが現実だろう。
これが本物の網走刑務所
男性専用刑務所で、過去
に遡れば重罪犯を収容し
ていましたが、現在では
初犯をはじめ2~4年刑
期の受刑者が収容されているそうです。刑務所正
面には煉瓦でできた正門がありますが、これは修
復を除くと開設当時のまま現在に至っています。
実際には、現在この正門は開くことはなく、隣の
近代的な門からの出入りになっているそうです。
また建物も近代的になり空調も整い快適で、いく
つかお世話になったムショの中であそこは快適だ
った!というのは嘘で入所したことがないので実
際にはわかりません。
正門近くに売店があり受
刑者が社会復帰する際に
役立つであろう手塩にか
けた自信作が売られてい
る。市価で売られている
同等品に比べ破格に値段で売られているそうだが
、購入はしませんでした。
本物の刑務所では見学出来る箇所は限られている
のが残念であるは、博物館には無い“緊張した空気
感”がこの地にはあった。