2022.05.03

2022年GWを利用した山陰旅行も初日に
スケジュールを全て熟し(鉄の歴史博物
館は寄り忘れていた)、でも今思えば「
菅谷たたら山内ー 高殿(重文)」と一緒
に見学したかった。
調べると、島根県の東部に位置する雲南
市を流れる斐伊川(ひいがわ)流域には
「ヤマタノオロチ」に関わる伝承地があ
り、古墳時代に始まったとされる製鉄方
法「たたら製鉄」が盛んに行われ、その
山奥には鉄とともに栄えた村が現存し、
日本最古の「菅谷高殿(すがやたかでん
)」と呼ばれる、たたら製鉄が行われた
建物が保存されています。江戸時代には
全国の鉄生産量の約8割の内、ここ雲南
市で産出され、特に雲南市の鉄は良質で
あったと言われています。
市南部域にあ
る鉄の歴史村には鉄山師の暮らしていた
町並みが残り、その中心部にある「鉄の
歴史博物館」では、たたら製鉄に携わっ
た人々の仕事場や生活の様子が今も残さ
れている。特に
「鉄穴流し(かんななが
し)」と言われるこの地域独特の方法で
、砂鉄の純度を上げながら、山から切り
崩した岩を下流に流し、下流では最終的
に砂鉄の純度が8割にするそうですから
、大変な作業であったと想像できます。
やっぱり寄れば良かったな、どうして通
り過ぎてしまったのだろう。次回の宿題
として記憶しておこう。