2020.12.30

6年ぶりの金比羅宮詣でに来ていたが、西野金陵と

DSCF0318言う酒蔵が有り久しぶりに
訪問することにした。
創業1789年 讃岐のこんぴら
酒として品質一筋230有余年
、金陵の命が脈々と伝えられ

DSCF0319ている。 「酒造りは造る人の
心のあり方、酒造りは人の和
蔵浄ければ自ずと酒清し」
を座右の銘として、原料を厳
選し、最高の酒造りをしてい

DSCF0320る。江戸時代より続く酒蔵を
創業当時のまま残し、酒づく
りに関する歴史と文化を今に
伝える資料館。 


DSCF0321起業と言えば、元和2年
(1616年)創業の鶴羽屋(後
の鶴田屋)の酒造株を買い受
けて創業したのが始まりと係
の人が話す。ここある3つの

DSCF0322酒蔵のうちの一つを、創業当
時の白壁の酒蔵に手直しし資
料館として無料公開した。
では、最初は酒造りの道具な
どを展示した「歴史館」から

DSCF0323見学しよう。実際今までも沢
山の酒蔵見学に行き酒造りの
工程や用具類のことは熟知と
までは行かないが周知はして
いるつもりだから驚くものは

DSCF0324ない。






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前回このモニュメントに惹かれ入館し
たが、1.8リットル瓶670本分の大瓶か
ら大桝に注がれる純米大吟醸「煌金陵
」(きらめききんりょう)のビッグボ
トルを今回は見忘れていたが、館内最
高の人気の撮影スポットになっていま
す。

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酒造りとは、水と言います。
金刀比羅宮の象頭山(ぞう
ずざん)から湧き出る「昭
和井戸」を確保し、その水
は金倉川の伏流水に象頭山
からの御神水が出合い、硬度2~3の軟水であり、
金陵の水はいずれも地表下3~5mの極めて浅い帯水
層を流れる水で、花崗岩が風化し砂礫化した堆積層
で濾過され、浄化されたすばらしい水となっていま
す。

DSCF0329清酒の成分は、80%以上を
水が占めていますから、水
の良否が品質にいかに影響
が多いか推し量られます。
ここでは、飲酒の際に使わ

れる徳利やおちょこが数え切れないほどの数が展示
されている。今回は、運転があるため生酒が試飲は
断ったが喉から手が出るほどの見たかった。また中
庭の大クスの木がここ金陵の里の歴史を物語ってい
るのかもしれません。
HPのは、一年のお酒の飲み方が有り引用させて頂い
た。
屠蘇酒
(とそしゅ)
1月年酒として八世紀嵯峨天皇宮中で用いられ元旦に年中の無病を念じて飲むお酒。屠蘇散を清酒に浸したお酒で一年を若く美しく、健康にというわけです。
梅花酒
(ばいかしゅ)
2月冬の内、白梅の花、百ばかり・・・・・お酒に漬けおきとある。梅酒とは梅の実を漬けるのではなく、元々は梅の花を清酒につけたもの。梅花の香が漂う風流なお酒。
桃花酒
(とうかしゅ)
3月平安時代、上巳の節句(3月3日)に桃花を盃に入れるところから桃の節句の名がおこったと言われる。一重の桃花を清酒に浸した花酒。その酒を飲めば病を除き、顔色を潤す。桃花酒で美しく。
花見酒
(はなみざけ)
4月満開の桜花のもと、くみかわす野遊びのお酒、花粉を浴び、花びらを飲む。古の人は『桜花は大自然の命の花と思へり。』自然の気を全身にあびる楽しいお酒。
菖蒲酒
(しょうぶざけ)
5月五月晴れに鯉およぐ端午の節句。天正19年聖武天皇、郡臣に菖蒲酒を賜うなり。菖蒲の根をきざんで浸したお酒です。漢方では菖蒲根という芳香性健医薬という。
岩魚酒
(いわなしゅ)
6月中国では頭脳酒という。山深い清流に住む魚でエラとワタを取り、焼き、大きい入れ物に温酒を注ぐ、芳しき香りは渓谷に漂い涼しい渓谷、森林浴、オゾンと、自然の中で飲むお酒は、絶品でうまいお酒。
竹管の酒
(ちくかんのさけ)
7月竹には霊妙な物質が宿ると言われる。青竹の筒に清酒を入れ、水の流れにつけ、竹の香と冷たさを味わう。野趣あふれる夏のお酒、得も言われぬ香味あり。
鰻酒
(うなぎざけ)
8月江戸時代、讃岐は東讃志度に生まれた平賀源内のはじめし土用丑の日、うなぎの蒲焼を温めた器に入れ、蓋をして待つこと五分、鰻酒の出来上がり。暑い夏をふっとばしましょう。
月見酒
(つきみざけ)
9月観月舟遊びの詩に、月暦8月15日の夜と9月13日夜に月見の宴が行われ、必ず清酒が出てまいります。船を浮かべて空天の月を見る雄大な落ち着いたお酒。盃に中に映す月を愛でながら月を飲み干すのも一興です。
菊花酒
(きくかしゅ)
10月重陽の節句(月暦9月9日)天子より臣下に菊酒を賜う。菊花の気品と香りは、邪気を祓い寿命をのばす。菊の花(食用の菊)を清酒に浮かべた花酒。50、60は花ならつぼみ、70、80は花盛り。まさに長寿の花である。
花梨酒
(かりんしゅ)
11月原産は中国。風邪の咳、喘息などが奇妙なほどに治まるといわれている。讃岐に生まれし空海ら(弘法大師)が満濃池で知られるまんのう村に持ち帰ったカリン。
鰭酒
(ひれざけ)
12月河豚の鰭をこんがり炙って湯飲みに入れ温かいお酒をそそぐ。こたえられない味を出すには、こんがりあぶるのがこのお酒の秘訣である。