2020.9.21

旧北陸本線2大難所のうちの一つ旧北陸本線トンネ
ル群跡を午前中に辿り、午後からはもう一つの難所

DSCF8622北陸本線柳ヶ瀬線跡を目指
す。この道路こそ柳ヶ瀬線
が走っていた線路跡であっ
た。敦賀柳ヶ瀬線県道140
号線。

DSCF8632小刀根トンネル観光を無事
終えハンドルに手をかける
と目の前に突如渋滞に遭遇
した。もしかしてこれは、
柳ヶ瀬トンネル通過渋滞?

DSCF8633柳ヶ瀬トンネルとは、旧北
陸本線の2大難所の一つと言
われた旧柳ヶ瀬線に存在し
ていた鉄道トンネルであっ
た。延長は1352 mで、1884
年の竣工時日本で一番長いトンネルだったが、先ほ
ど見学した小刀根トンネルの竣工はこのトンネルよ
りも3年も早い竣工で、柳ヶ瀬線開通時期は1889年
と書いてある記事もある?どれが正しいんだ。柳ヶ
瀬トンネル内部には、25パーミルの勾配があり、ト
ンネル内で立ち往生する死亡事故も発生した。車輪
が空転し出すと刀根駅または、敦賀駅まで戻さなけ
ればこのトンネルを通過することも出来ないことが
しばしば起きていた


DSCF8634

現在のトンネルは1987年に
道路に改修され
、一般車両
も通行できるようになった
両入口には一方通行の為の
信号機が設置され、1352m

を誇る長さ故、赤信号時が極端に長い。残念ながら
時間の計測は出来なかったが、近年感応式の信号機
に取り替えられ混雑時で時間が変わるそうだ。この
日も敦賀側では10台ほどの列が出来ていて通過する

DSCF8635のに5分程度要していた。ト
ンネル内は、車が通るため
に内壁をモルタルで覆ったた
め当時の面影は感じられない。
機関車一両がやっと通れる大
きさ故、大型車は勿論
自転
などの軽車両歩行者は危
険の為通行できないトンネル

であった。