2020.7.24

3月の連休の際に偶然訪れた上七軒歌舞練会、その
時ここで夏期のみ開かれるビアガーデンに参加しよ
うと計画していたが新型コロナウイルスのせいで
ビアガーデンそもそもが中止になって悔しい思いを
した。その際に勉強したのが京都の花街のことであ
った。京都五花街とは、今から八百十余年前に開か
れた日本最古の禅宗寺院「建仁寺」、その境内地
を取りまくように花街は形成され、祇園甲部
祇園
・先斗町
上七軒までは足を運んだことがあるが
 宮川町だけはまだ立ち寄ったことがない為、今回日
中であるが雰囲気だけでも楽しもうと立ち寄ること
にした。

DSCF6871この宮川町は、鴨川の畔に
あり歌舞伎南座の隆盛と共
に栄えた花街です。歴史は
古く260年程の歳月が経っ
ています。歌舞伎南座が近

DSCF6872く、芝居茶屋として繁栄し
てきました。近年、若手の
舞妓も多く賑わっている花
街と聞きます。宮川歌舞練
場で行われる恒例の4月には

DSCF6873「京おどり」10月の「みず
ゑ会」は人気の公演でチケ
ットが取りにくいそうです。




DSCF6870ここが宮川町歌舞練場。地図
ここで芸妓舞妓が
楽器等の練習場でもあ
り、踊りを披露する劇場で
もある。実はこの宮川町で

DSCF6869も夏期ビアガーデンが行わ
れ浴衣姿の舞妓さんを話が
出来るそうで、一見様でも
可能らしいが、今夏はコロ
ナの影響で中止となってい

DSCF6868た。
花街用語
◆置屋とは舞妓が所属する
プロダクション兼、舞妓が
住む家で「屋形」とも呼ば

れる。
◆お茶屋とはお客が飲み食いして遊ぶ場所で、そこ
に置屋から舞妓が派遣される。
舞妓さんになるには、15、16才から置屋に住み込み
『仕込みさん』という修業期間に入り、お稽古や、
上姉さん方のお世話、置屋さんのお手伝いをします。
1年経つと踊りの試験があり合格すると見習いさん
として舞妓となり名前が決まりる、これを「見世出
し」と言って、3日間黒紋付きを着て、お座敷をま
わります。また昼間は東山技芸女子学校に通い
舞踊楽器のお稽古、夜はお座敷の繰り返しです。

お稽古は舞、長唄、お囃子と茶道が必須科目で、そ
の他は小唄、端唄、常磐津、清本、笛、お琴、胡弓
など好きなものをチョイスできるそうです。お稽古
の合間には「ご挨拶回り」があります。自分の姉さ
んのお家には日に2回、昨日呼んで頂いたお茶屋さ
ん、お座敷を一緒した上の姉さん、今日お世話にな
るお茶屋さん等にご挨拶に伺います。夕方になると
、おこしらえを始めて6時頃からお座敷に備え、お
茶屋さんのお座敷やお料理屋さんへ寄せて頂き、舞
を披露したりお座敷遊び等で場を盛り上げるが忙し
すぎますよね。

現在宮川町には40軒ほどのお茶屋さんがあり、80人
前後の芸妓さんと舞妓さんが所属しています。拙者
は未だ勝手芸者遊びなどしたことはないが、恐らく
この後も無いと思うが、歌舞練場のビアガーデンだ
けでも行ってみたい。片時でもいいから舞妓さんと
会話してみたいね。パトロンなんて無理無理!