2020.1.1

Abbey of Montserratサンタ・マリア・デモントセラト修
道院
付属大聖堂(Monasterio de Montserratへやっ

DSCF4429て来た、日本で調べた内容では、ここ
はキリスト教の聖地とされている真相
はどうかな。地図



DSCF4430
だが、実際それ以上のことは
知らなかった。中庭のような
所には、針金で作られた頭部
の模型。針金でここまで作り
上げるのは並大抵なことじゃ

DSCF4431ない。すると行列発見、礼拝
堂に入るのはここからだと最
後尾に並んだ。扉は、10~15
名ほどを通すと又閉じられる。
入場料いくらなのかな?

勿論日本人は拙者だけ、この先何があるの?
この時点で並んでいたのは30名ほどとわけなく入場
出来た。階段を4つほど登り辿り着いた先にあった物

DSCF4432は、黒いマリア様であった。
キリスト教徒がこの地に足を
運ぶ目的はと言えば、願いが
かなうと言われている「黒い
マリア像」に挨拶しに来るの

だろう。880年頃に
羊飼いの子供たちが、洞窟の中
にあった黒いマリア像を発見したが、重すぎて運ぶ
ことができず、発見された地に聖堂を建てこの黒い
マリア像を安置したというのがモンセラット礼拝堂
のいわれだそうだ。

聖母マリア様がイエス・キリストをひざに乗せてい
る姿、少し穿った見方をすれば、現世に広まる
マリ
ア様や幼子イエスの顔立ち・容姿とは全くの別人に
見える。また
右手には世界(全宇宙)を象徴する球
を持っているのか不明な黒いマリア像。

信者は、願いを唱えながらこちらの球体とマリア様
の右手を触れると願いが叶うと言われ拙者もいつも
通り‘ご加護くださりありがとうございます’と触手
してきた。今日はほぼスムーズに拝観できたが、夏
のハイシーズン時期には2時間程の長蛇の列になる
こともある。翌朝7:30のLaudes後では並ばずに見
ることが出来るのはこの地に宿泊したご褒美であろ
う。

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ご対面を終えると、キャンド
ルを灯してお祈りをすること
ができます。 翌朝に訪れた
際にもまだキャンドルに灯が
あり恐らく消えることの無い
DSCF4435灯火なのかもしれない。
ゆらゆら揺れる明かりもとて
も幻想的でした。


DSCF4437
今度は改めて礼拝堂へ入って
いこう。
 礼拝堂の中は、静寂
そのもの。心を無にして椅子
に腰掛けると、中央に十字架
が掲げられていた。その上に

DSCF4436光輝きがあるのは、先ほど参拝
したマリア様です。マリア像
の前では振り返ることは無か
ったため気がつかなかったが、
礼拝堂の中からもマリア像が

DSCF4438

窓からのぞくように設置され
ており、数々の参拝者がマリ
ア様の持つ珠に触れてお祈り
をしているのが見えます。

DSCF4434黒いマリア像ですが、木製で
出来ていて当初は白かったも
のが蝋燭のススで黒ずんでし
まったらしいが、製作者、年
代、本当のマリア様なのか?
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謎だらけであた。
帰ろうとしたら行事日程表に目
が止まり、毎朝7:30からLaudes
があるのを知り、参列してみよ
うと予定を組み込んだ。Missa
DSCF4440は、9:30とちょっと無理だった。
バルセロナ市郊外にある、奇
岩が特徴的なモンセラート。
その特異な形から「鋸山」と
も言われ、その麓にある「モ
DSCF4441ンセラット修道院」はスペイ
ン人にとって重要な巡礼地。
その内部には、カタルーニャ
州の守護聖母「黒いマリア像
」が祀られています。バルセ
ロナ中心部から電車や車で1時間ほどで行けるため、
バルセロナに行く方は、旅程に組み入れることをオス
スメしたい地です。



2020.1.2
DSCF4453

7:23 Laudesとは結局調べ
ないまま来場。料金無料。



DSCF4455前から2列目に座ると宣教師
が扉から何人も何人も出てき
て最終的には二十余名の大所
帯。


DSCF4456パイプオルガンの音に宣教師
達の合唱が始まった。廻りの
参加者のほとんどが口ずさん
でいて、その手には聖書を持
っていた。この時間歌う歌が

決まっていて有名な唄らしい・・・。拙者はと言え
ば手を合わせることしか出来なかったが、堂内に響
き渡るパイプオルガンの音色にうっとりしているだ
けだった。

DSCF4457Laudes終了後再び聖母マリ
ア像のもとへ行き、今度は
改めて礼拝堂内を確認したか
った。


DSCF4458黒いマリア様の背に当たる部
分に小部屋があり自由に立ち
入ることが出来る。昨日には
気がつかなかったこの部屋に
立ち寄れたのもまだ運がある

DSCF4459ようだ。
このモンセラートは、春から
秋にかけて混雑を越えるほど
の観光客が訪れます。この混
雑を避けるのなら時期を外す

かこの地にある
の唯一のホテル「Hotel Abat Cisner
os」に宿泊することを勧めます。
特に観光13時にお
こなわれるミサの混雑は酷いらしい。
最後に、天使の歌声と言われ、ヨーロッパでも最古歴
史を誇る少年合唱団が歌うミサが見られなかったのが
唯一の悔いかな。