ドラえもんにスーパーマリオ、美しい東京の夜景に格好いい音楽、そしてア
       クロバティックなダンス。リオ五輪閉会式で披露された東京のパフォーマンス
       は、国内外で大きな反響があった。世界の人々の心をつかんだのは何故か。
       その舞台裏を紹介しよう。
         この企画がスタートしたのは今年の1月。当時は新国立競技場の建て替えや
       エンブレム問題で揺れていた頃だそうだ。日本・東京の紹介について8分間の
       中で何を発信できるかを考えた。まずは外国人が喜ぶ視点は一切無かった。
       着飾った演出をするより正々堂々と紹介するべきと考えた。当初は、忍者や武
       士、衣装に着物などがアイディアに上がったがそんな中、東京都江戸東京博
       物館館長から「歌舞伎や浮世絵は今の時代のアニメや漫画、ゲームに繋がっ
       ている、からくり人形は今のロボットに繋がっている。今の最先端も伝統が背
       景にある」と提言されました。東京のパフォーマンスのテーマは「LOVE SP
       ORT」。スポーツを愛する「東京」を紹介するものだ。
       君が代斉唱後大きな日の丸がフィールドに登場し東日本大震災の支援に対して
       「ありがとう」の感謝を表し、渋谷のスクランブル交差点、浅草寺など東京を
       紹介する映像が流れると日の丸をイメージさせる赤いボールが日本を代表する
       アスリートやハローキティ、パックマンなどのキャラクターが東京からリオまで
       受け渡していく。アニメ、ゲーム、漫画は日本の文化の象徴のひとつ。『チー
       ムジャパン』と言うことでキャラクターも「チームジャパンキャラ」の五人組に
       決定。この五人組にもちゃんと意味があって、ドラえもんはアジアで、キャプテ
       ン翼は南米、キティは欧州、パックマンは北米と人気のエリアはそれぞれで幅
       広い。アンカーは名前に「リオ」を含んだスーパーマリオだ。ドラえもんには
       人気ナンバーワン道具「どこでもドア」と言う意見もあったが今回は封印。五
       輪スペシャルとして四次元ポケットには存在しない土管をマリオとコラボした。
       更にはこんな演出もあったんだ。土管には『リオ マデ ドカン』と書き込まれ
       ていたんだ。こうしてマリオは地球の反対側のリオへ、会場には実際に土管が埋
       設され、そこからマリオにふんした安倍晋三首相がボールを持って登場した。着
       ぐるみのマリオ?が出てきた方がいいか・・・誰がやるかで大論争。最後は森喜
       朗氏のアイディアで安倍首相に決る経緯があった。その後東京五輪で実施される
       33競技が投影され50名のダンサーが一糸乱れぬ演技で会場を魅了した。投影さ
       れた33競技は、ARやCGの最新技術、TVでは立体的に見えているが会場では平
       面でしか映っていなかったが、東京五輪では新しいスポーツ中継の可能性を垣間
       見せた一瞬でもあった。あと4年も待てないゾ。日本は世界に何を語りかけるの
       だろう。  ポケモンかな 和食かな