2015年最初の旅行は四国から始まった
次は四万十川へ行き沈下橋なるものを見ておきたかった
実は、松山から高知に来る途中に寄るはずだったが どこでどうなったのか通過し
て高知市まで来ていた
高知駅前の観光施設で地図を見られたのがラッキーだった。もしここで気が付かな
かったら見ないまま家路を辿っていたことだろう。
と言う事は、“まだ運が拙者にはあることだね”と独り頷いていた
2015年も頑張らせてもらうか
沈下橋がある位置はある程度目星はある そこまで一気に車を飛ばした
途中の標識には 沈下橋の標識も現れていたが 山沿いは高知でも雪になってい
るニュースを聞いてはいたものの実際当事者になるとは思ってもみなかった
16:38 既に陽が落ちていたが雪明かりと申すか予想以上に
明るかった
ここは四万十川最上流部の沈下橋
高樋橋 地図
学生時分四国一周をしていたため四万十川を越えていたんだ
ろうが当時はまだ有名な川になっていなかった為全く記憶に残
っていなかった。その為初四万十川と言っても過言では無かった
雪化粧の沈下橋も乙なもんだね
四万十川の沈下橋は本流に22本、支流を含めると47本ある。
鉄筋コンクリート造りで、欄干がなく、通常の水位より2-3m上にかけられている。
台風や大雨時には沈下することで、流木などが橋脚などの引っ掛って滞留し水圧が
かかり橋全体が破損、流失するのを防いでいる。
へぇ~四万十川本流だけでも22本もあったのか
でもね 最上流部の沈下橋ってことは 中流、下流域より清流ってことだよね
真っ白に化粧された高樋橋
周りに雪があるときは雪によって吸音効果がありその静けさ
は異様なくらいのサイレントに怖ささえ覚える
人間 静かな場所にいると、耳が研ぎ澄まされるんだ。心臓音、肺の音もさえも聞こ
えてくる。次第に神経が過敏に反応し、雑音・雑念に感じ長い時間そこにいられなく
なる
そこまで大袈裟では無いが、粛然と表現した方が正しいかな
拙者が残した足跡しか無い沈下橋
無雪期にはここも車が通過するそうだ
欄干が無いのは怖いだろうね
橋上から今度は四万十川を観察
こんなに寒い日には生き物も姿は見えないよりも
川底はドロや落ち葉、枯れ枝で覆い尽くされている
これが日本一の清流?
確かに最近の白書に寄れば 日本一の座は、他に奪わ
れてしまった四万十川
ここだけ見たら もっと綺麗な川って沢山あるよね
でもね 『水清ければ魚棲まず』の諺があるよね
本来の意味は 清廉潔白過ぎる人だが、“水清ければ魚棲まず”は水があまりに
澄(す)んでいると、餌もないし隠れる場所がないため、そこには棲めないことから
じゃ 清流って何 どんな基準で選ばれるの
今こうして四万十川の一端に触れたが どう考えたってこの川が
清流日本一に輝く称号が与えられていたのが信じがたい
調べれば BOD値なる数値で決めていた
生物化学的酸素要求量(せいぶつかがくてきさんそようきゅうりょう、Biochemical oxygen demand)は、生物化学的酸素消費量とも呼ばれる最も一般的な水質指標のひとつであり、主に略称のBODが使われている。
どうも拙者が想像する清流とBOD値との差に温度差があった
川にはある程度の水量があっても濁ったりせず 川面を覗けば
川底には石や岩があり魚や水生生物が泳いでいる・・・
駄目だ瞑想の世界に浸りきっていた
元から凝り性の拙者 『水清ければ魚棲まず』の本来の意味 清廉潔白は無いが、
他人の欠点が気になって仕方がない時が希に出る
気を付けよう!気を付けよう!
雪降る四万十も乙だが、やっぱり心残りは川の中へ入って涼んでみたかった